2025-01-01から1年間の記事一覧
夜空に浮かぶデジタル王国。スーパーハイパーガチホモアナル爆弾くんは、街のど真ん中で大爆発を引き起こした。屋根はひっくり返り、噴水は逆噴射、通りすがりの犬までも光の渦に巻き込まれる。「見ろ、この圧倒的破壊力!」と叫びながら、彼は虹色のエネル…
田中和夫、43歳。 食品会社の営業マンで、肩書きは「おちんぽミルク営業部 主任」。電車の中で名刺を眺め、「なんで俺こんな肩書き背負ってんねやろ」と毎朝思う。 おちんぽミルクは、ヤギの初乳を低温殺菌した栄養飲料。味は上品なのに、名前だけが致命的。…
">田中宏は毎朝九時に、公園で歌っていた。 "> 「あるー日!森の中!くまさんに!出会ったー!」 「鼻くそもりもりちんちんブラブラソーセージ金玉どっこいしょ!」 「くまさんにー出会ったー!」 田中は真面目な顔でこれを続けていた。三ヶ月前から毎日欠か…
近所の公園で、小学生たちが野球をして遊んでいる。その中でも一番のスラッガー、田中太郎くんは、ドス黒光りディルドをバットにして打席に立っていた。 「太郎、そのバット、どこで手に入れたん?」 友達の山田が投手をしながら聞く。 「おじいちゃんからも…
">田中一郎は今日も元気に営業先へ向かった。手に持つのは自社の看板商品「極太チンチン」のサンプルである。 "> 「すんません、極太チンチンの件でお邺いしたいんですが」 受付嬢の顔が瞬時に赤くなった。田中は慣れっこである。入社して三年、この反応を何…
新卒で入社した田中は、会社の朝礼で社訓を唱和する際、射精した状態で参加することが義務付けられている部署に配属された。 「おはようございます!今日も一日、気を引き締めて頑張りましょう!」 部長の掛け声と共に、男性社員たちは一斉に射精しながら社…
村田は朝の電車で尿意を催した。まだ5駅ある。乗り換えもある。冷房の風が、膀胱に牙をむく。 「やばいな……」 とつぶやくと、隣に座っていた老婆が、無言でうなずいた。 「出しちゃえば?」 突然だった。村田は驚き、顔を向ける。 老婆はごく自然な口調だっ…
陽だまりの丘老人ホーム。談話室の時計は時折逆回転し、誰も気に留めない。 そこには、言葉にできぬ何かが漂っていた。人々はそれを「ケツ毛先生」と呼んだ。名前だけは知っている。確かに存在するらしい。触れられない、見ることもできない、でも確かにいる…
その集落では、ときおり「陰毛が落ちている」と囁かれることがあった。だがそれは、他所で言われるような陰毛とはまったく別のものだった。 誰もがそれを「見た」とは言わない。ただ、「感じた」と言う。朝の空気のふちで、あるいは戸のすきまの温度の違いで…
村にひとつだけ、名前を言ってはいけない場所がある。もっとも、そう言われてはいたが、実際には皆がその名を口にする。 アナル。 それは土地の名でも、物の名でも、人の名でもあると言われていた。けれどどれも決定的ではなかった。アナルはただ「そこにあ…
市場通りの角に、その香りは突如として現れた。 最初は犬の仕業かと思った人々も、鼻腔を突き抜ける強烈な芳香に目を丸くした。 「……これはただのうんちじゃないぞ。」 老舗《発酵庵・雲土(うんど)》の暖簾をくぐった瞬間、店内にはむせ返るような匂いとと…